国際緊急援助隊参加者に対する外務大臣感謝状の授与式

2024年08月05日

 令和6年8月1日(木)午後4時、外務省飯倉公館において、令和4年から令和5年までに海外支援活動を行なった国際緊急援助隊の参加者に対し、外務大臣感謝状授与式が行われた。
 今回の感謝状授与の対象は、令和4年1月のトンガ王国での火山噴火及び津波被害、令和5年2月のトルコ南東部を震源とする地震被害及び同3月のフィリピン共和国での油流出被害に際し派遣された国際緊急援助隊員で、式典には対象者210名が出席。各隊員に上川陽子外務大臣からの感謝状が渡された。
 国際緊急援助隊は、海外の地域における大規模な災害に際し、被災国政府または国際機関の要請に応じて派遣され、救助活動・医療活動・災害応急対策の助言及び指導等を行う。
 上川大臣は、授与式の冒頭挨拶の中で、国際緊急援助隊に参加した各分野の専門家の活動は、我が国に対する他国からの深い信頼に繋がっているとして、深い敬意と感謝の意を表した。
 (公社)日本柔道整復師会からは、北海道柔道整復師会 塩見 猛会員と神奈川県柔道整復師会 森 倫範会員が受彰した。両名は令和5年2月にトルコ南東部を震源とする地震被害に対する緊急援助として被災地に派遣された。現地では国際緊急援助隊 医療チームの下支えとなるロジスティクス部門で活動し、医療資器材の搬入、エアーテントの設置等の後、診療サイトと生活サイトの運営などを中心に行った。時間の経過とともに地元での医療ニーズが増加したことから、柔道整復師として骨折・捻挫に対する処置やサポート、被災によって生じた身体的不具合に対する手技療法等の施術をした。
 活動を通じて、自然災害をはじめとする医療資器材やマンパワーが不足する現場では、われわれ柔道整復師の必要性を強く感じた。

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