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平成20年度は日本NGO連携無償資金協力(外務省ODAホームページhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html)支援額合計13,747,659円(供与限度額)を得て、7月、10月、3月の3回に渡りモンゴルにて活動を実施しました。
モンゴル国立健康科学大学・付属医療技術学校(ウランバートル)にて基礎講習会を実施いたしました。7月(ザブハン県)、10月(ドントゴビ県・ウムヌゴビ県)、3月(ドルノト県)の各地方において指導者講習会を実施いたしました。
今回の活動(具体的には現地医師達に、現地調達可能なものを用いた固定材料作成、外見変形や受傷機転から考えられる骨折、脱臼、打撲、捻挫などの鑑別、診断・整復技術をお伝えして参りました)は、多くの医師達の高い評価を頂いております。
基礎講習会は将来の指導者となる学生に対して、我々の柔道整復術が持つ武医同術の根幹である精神の部分に重点置き講義・実技指導を行ったことにより受講生からも高い評価を頂いております。
10月のウムヌゴビ県の指導者講習会で、2年前のウブルハンガイ県における受講生が再度受講しており、感想を伺ったところ本講習会受講後、前腕部骨折の患者に対して習った針金による固定を作成し、ウランバートルの病院へ転医したところ大変良い処置であったとウランバートルの医師から患者に話しがあり、今回我々が来ると言うことでその患者よりチーズと馬乳酒の差し入れがありました。
少しずつではありますが、着実に現場での初期治療が根付いてきたことは、本活動の目的であるモンゴル国民に裨益貢献していることを実感しております。
本プロジェクトは、人材育成並びに青少年の健全育成にも役立つ、日本伝統治療(柔道整復術)普及事業は草の根活動としてモンゴル国民健康医療だけでなく“国づくり”にも貢献しております。
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