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新春インタビュー 柔道整復術公認100年の節目 整復技術の伝承と発展
昨年、公益社団法人日本柔道整復師会(日整)は、柔道整復学校養成施設(養成校)のカリキュラム変更や施術管理者の要件強化などを、関係機関との協力体制をとり奮闘した結果、実施の運びとなり、柔整業界の維新ともいうべき年となりました。 今年は3 月に柔道整復術公認100周年を祝う慶事があります。これを契機に保険取り扱いの柱となっている骨折と脱臼の保存的治療に焦点を当て、その整復手技と固定方法や最新の機器を利用した超 音波画像による的確な判断技術向上に向け、「匠の技」プロジェクトを立ち上げる予定です。 柔道整復術100年の歴史は先輩諸兄が命懸けで技術と技能を伝承してくれました。超高齢社会に突入した今、医療・介護の分野では、治療のみならず予防が重要になってきます。この先の100年に向けてその技術をさらに高め、地域に提供していくことが国民に信頼される柔道整復師像とあるべき業界の姿に繋がっていきます。 これらを踏まえ柔道整復術の発展と後世への継承をどうしていくべきか、をテーマに掲げ、工藤鉄男会長、萩原正和・松岡保両副会長、豊嶋良一政策部長、三橋裕之総務部長、長尾淳彦学術教育部長を迎え、それぞれの立場から語っていただきました。 (聞き手は 富永敬二 渉外部長)
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