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平成31年度から「匠の技 伝承」プロジェクトが始動
本会は、来年、柔道整復術公認100周年を迎えるに当たり、無血徒手整復術である柔道整復術を後世に伝承するべく、骨折・脱臼の施術技術の習得の場として「匠の技伝承」プロジェクトを平成31年度からスタートするため、現在準備を進めています。 今回、東京地区で関東近県を中心に受講者を募り、本開催前にプレ開催(トレーニング講習)を行いました。 31年度開催日程等、詳細については、決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。
「匠の技 伝承」プロジェクト プレ開催報告
学術教育部
開催日時 平成31年1月27日(日) 13:00〜17:00 開催場所 東京都柔道整復師会館 3階会議室 受講者16名 運営者・講師10名
司会進行 学術教育部 長谷川貴一 開会の辞 13:00 学術教育部長 長尾淳彦 開催の目的・意義を説明し、「プレ開催は本番への助走です。皆さんのご意見を参考にしながら今後進めていきたい」と述べた。
挨拶 副会長 萩原正和 「柔整の骨折・脱臼の取扱いが少なくなっている今、原点に戻り技術を継承していきたい。日整としてもどのようにしていったらベストとなるか検討中です。より良き研修となるよう皆で進めてほしい」と述べた。
挨拶 公益社団法人東京都柔道整復師会伊藤述史会長代理 新井 宏副会長 「骨折・脱臼の施術が減り資格そのものが危ぶまれる。制度改革で内容は充実していくが、それだけではなく本当の意味での匠の技が重要になってくる。この事業がうまくいくように、日整学術教育部に協力していく」と述べた。
講義1 (13:10〜13:30) 肩甲上腕関節の機能解剖 学術教育部 米田博伸 肩甲上腕関節の解剖を紹介し、構造の特徴などを概説。
講義2 (13:00〜14:30) 超音波で観察する肩関節の解剖と肩関節脱臼 学術教育部 佐藤和伸 株式会社エスエスビーの協力のもと、モデルを使って実際の超音波画像を提示し、講義1を受けて超音波解剖を詳述。また肩関節脱臼や脱臼骨折などの超音波画像を紹介し説明。
講義3 (14:30〜14:55) 肩甲上腕関節脱臼の発生機構(機序) メカニズムの理解 高須周平会員 烏口下脱臼の発生機転やコッヘル法による整復を、FraDisビデオと骨模型シミュレーターを使い説明したあと、聴講者全員が実際にシミュレーターに触れて整復法を体験。
休憩 (14:55〜15:05)
講義4 (15:05〜16:50) 肩甲上腕関節脱臼の整復・固定 高崎光雄会員 肩甲上腕関節の構造や肩関節脱臼の発生機序や特徴、合併症などを説明したあと症例を提示。歴史的な種々の整復法を動画で紹介して、固定法や後療を説明。 閉会の辞 (16:50) 学術教育部長 長尾淳彦
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