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平成27年度 日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練 群馬県 樋口弘紀 群馬県接骨師赤十字奉仕団 「顔の見える連携」を構築
各種団体が一同に 10月4日(日)日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練が開催され、日本赤十字社群馬県支部の他、消防や警察、各奉仕団など各種団体が一堂に会し、約370人が参加するという大掛かりなものであり、大型地震を想定した実践的な訓練となった。県接骨師赤十字奉仕団からは、緊急出動隊の兵藤久嗣班長をはじめ、松井英之会員、樋口弘紀会員が参加した。 今回は、「顔の見える連携」ということで群馬県警察本部も参加。実践的にブラインド方式で行われた。午前中は、「群馬県南部を震源とする震度7の直下型地震が発生し50人以上の傷病者が取り残されている」という想定での訓練。訓練後は反省会をして、午後は午前に行った時の想定を若干変更し、もう一度訓練を開始。県接骨師赤十字奉仕団は現場に到着後、対策本部から黄色エリア(トリアージタグ黄)の外傷の処置を任された。タグの記載を見ながら患者の様子を聞き、適切な処置・固定等を行い、トリアージタグには固定部位や施行した時間、術者の名前等を記載し、次の搬送先でもわかるように気を配り活動。またそれ以外にも、現場で気づいたことには臨機応変に対応し、手の空いているときには被災者を担架で搬送することもあった。 訓練から実践へ 訓練終了後、中野実前橋赤十字病院長は「訓練でうまくいかないことが実践でうまくいくはずがありません」と述べ、日常訓練の大切さを訴えた。災害は必ずやって来る。より多くの柔道整復師が訓練に参加し、実践でもうまく連携し行動できるように備えるべきだと感ずる。
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