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行政と（公社）岡山県柔道整復師会による整骨院開設
人口950人弱、岡山県の西北端に位置する真庭郡新庄村に、全国でも例をみない行政と公益社団法人岡山県柔道整復師会による整骨院が開設され、4月3日（火）新庄村ふれあいセンターで開所式が行われました。式典には小倉博俊新庄村長や村会議員の先生方、多くの関係者の皆様、当会より富岡周三会長、森本正章副会長、飯田知見支部長、そして整骨院の院長を任せられることになった加藤竜貴会員（24）が参加しました。
この施設は、「村内には内科、歯科の診療所はあるが、外傷に対応できる施設がなく、そのために、怪我をしたときには高齢者が20キロ離れた町まで治療に行かなければならず、それが高齢者にとって大きな負担となっているので、村民のために整骨院を開設したい」という小倉村長と「何とかして期待に沿いたい」という富岡会長の間で、足掛け3年の議論や会議の末ここに実現したということもあり、開所式は終始和やかに行われ、新庄村と（公社）岡山県柔道整復師会の間で協力協定書を交わし、テープカットの後スタートしました。
この施術所は毎週火曜日と木曜日の午後2：00から5：30までを受け付け時間とし、さらにその午前中には介護予防.日常生活支援総合事業として要支援に認定された方の機能訓練.日常生活支援を行う予定となっており、当日早速訪れた80代の女性の喜びと期待のコメントが地元紙で写真とともに大きく取り上げられました。
冬は雪深く高い高齢化率の新庄村ですが、明治5年の村政施行以来一度も合併をしていません。さらに「小さくても合併はせずに自主自立の村を目指す」という新庄村宣言を平成14年に行い、平成の大合併にも立ち向かっています。そんな新庄村の皆様に、我々の仲間である若い会員が、日本古来の伝統医療である柔道整復術を用いながら安心や健康情報をお届けできるチャンスをいただいたことを大変うれしく思います。この施設が新庄村の皆様に大きく貢献し、地方から全国に広まった「道の駅」のように多くの村営、町営の整骨院が開設されることを願わずにはいれません。全国的にも珍しい試みのため、想像できないような困難や苦労があると思います。それでも勇気をもってチャレンジする加藤会員を勇敢なファーストペンギンとするためにできる限りサポートすることが村民の皆様、そして小倉村長の期待に応える唯一の方法であると確信しています。
永田正太郎
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【岡山県】全国公益活動開催報告 行政と（公社）岡山県柔道整復師会による整骨院開設【平成30年4月3日開催】 
